「ホームページを作りたいけど、費用が気になる…」そんなお悩みをお持ちの豊川市内の経営者・担当者の方へ。国や豊川市が設ける補助金・助成金をうまく活用すれば、ホームページ制作費用の一部を大幅に削減できる可能性があります。
このコラムでは、豊川市の中小企業が使える補助金・助成金を「豊川市独自の制度」と「国の制度」に分けてわかりやすく解説します。ぜひ資金計画の参考にしてください。
① 豊川市独自の補助金・助成金
豊川市では、市内中小企業の経営強化・販路拡大を支援するために「チャレンジとよかわ活性化事業」をはじめとした複数の補助制度を設けています。いずれも産業環境部 商工観光課(☎ 0533-95-0263)が窓口です。
① チャレンジとよかわ活性化事業(経営革新支援事業)
愛知県から経営革新計画の承認を受けた事業者が、市内で新たな商品・サービスの開発や販売方式の導入などに取り組む際に、必要な経費の一部を補助してもらえる制度です。広告・宣伝費や委託・外注費も対象経費に含まれるため、ホームページ制作費用に充てられる可能性があります。
| 補助率 | 補助対象経費の 1/2 |
|---|---|
| 補助上限額 | 50万円(1事業所につき1回限り) |
| 対象者 | 市内で事業を営み、経営革新計画の承認を受けた中小企業者 |
| 対象経費 | 広告・宣伝費、委託・外注費、機械装置費、人件費、旅費 など(飲食費・消費税等は除く) |
| 受付 | 随時受付(年度内に事業完了が要件) |
| 問い合わせ | 豊川市 産業環境部 商工観光課 ☎ 0533-95-0263 |
📌 ホームページ制作との関係:委託・外注費や広告・宣伝費が対象経費のため、経営革新計画に「WEBを活用した新たな販売・サービス提供」を盛り込むことで、ホームページ制作費用を補助対象にできる可能性があります。まずは豊川市商工観光課にご相談ください。
② チャレンジとよかわ活性化事業(販路開拓支援事業)
市内の中小企業者が、名古屋市・県外・海外または愛知県国際展示場で開催される展示会に出展し、自社製品・技術の販路開拓に取り組む事業を補助する制度です。展示会出展に合わせてホームページを整備する際の費用計画に組み込める場合があります。
| 補助率 | 補助対象経費の 1/2 |
|---|---|
| 補助上限額 | 10万円(年1回・1展示会のみ。同一展示会は翌年以降2年まで継続申請可) |
| 対象者 | 市内に主たる事業所を有する中小企業者 |
| 対象経費 | 出展料、機器の賃借料、旅費(国外のみ)、翻訳・通訳費(国外のみ) |
| 注意 | 展示会開催前に補助金交付決定を受けることが必要 |
| 問い合わせ | 豊川市 産業環境部 商工観光課 ☎ 0533-95-0263 |
③ チャレンジとよかわ活性化事業(創業支援事業)
「とよかわ創業・起業支援ネットワーク」で特定創業支援を受け、市内で新たに創業する方を対象とした補助金です。創業に必要な外装・内装工事費や備品調達費が対象です。ホームページ制作費は直接の対象外ですが、創業時の資金全体を圧縮することで、Web制作への投資余力を生み出すことができます。
| 補助率・上限 | 通常:1/2・上限50万円 / 中心市街地等の拠点区域:2/3・上限100万円 |
|---|---|
| 対象者 | 特定創業支援事業の証明を受け、市内で創業する方(フランチャイズ除く) |
| 対象経費 | 店舗・事務所の外装・内装工事費、機械装置・備品の調達費 |
| 問い合わせ | 豊川市 産業環境部 商工観光課 ☎ 0533-95-0263 |
④ 地域商業強化推進事業
豊川商工会議所が実施する「とよかわ商人塾」を修了した事業者が行う多店舗化などの新たな事業に要する経費の一部を補助する制度です。地域経済への波及効果が認められた事業計画が対象となります。詳細は豊川商工会議所または市商工観光課にお問い合わせください。
② 国の補助金でホームページ制作に使えるもの
豊川市の補助金と組み合わせたり、単独でも活用できる国の主要な補助金制度をご紹介します。
⑤ IT導入補助金(経済産業省)
中小企業・小規模事業者がITツールを導入するための費用を補助する制度です。ホームページ単体での申請が難しいケースもありますが、受注・販売管理システムや予約システムと連携したWebサイト構築は対象となる場合があります。「IT導入支援事業者」として登録された制作会社経由での申請が必要です。
| 補助率 | 1/2〜3/4(枠により異なる) |
|---|---|
| 補助上限 | 通常枠:最大450万円 / インボイス枠:最大50万円 など |
| 対象 | 中小企業・小規模事業者(業種ごとの資本金・従業員数要件あり) |
| ポイント | IT導入支援事業者として登録された制作会社と組んで申請する必要あり |
| 公式サイト | https://it-hojo.jp/ |
⑥ 小規模事業者持続化補助金(経済産業省)
商工会議所または商工会の管轄エリアで事業を行う小規模事業者が、販路開拓や業務効率化に取り組む費用を補助する制度です。「広報費」としてホームページ制作費が補助対象に含まれます。ただし、ホームページ制作費のみでの申請は不可で、他の販路開拓施策との組み合わせが必要です。
| 補助率 | 2/3 |
|---|---|
| 補助上限 | 通常枠:50万円(特別枠は最大200万円) |
| 対象 | 小規模事業者(製造業等:従業員20名以下、商業・サービス業:5名以下) |
| 申請窓口 | 豊川商工会議所または所属商工会 |
| 注意 | HP制作費単体での申請は不可。販路開拓施策全体の中の一部として計上する |
📌 豊川市での活用ポイント:豊川商工会議所が申請サポートを実施しています。事業計画書の作成支援も受けられますので、まずは商工会議所にご相談ください。
⑦ ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)
革新的な製品・サービス開発や生産プロセスの改善に取り組む中小企業を支援する補助金です。ECサイトや予約システムを含む大規模なWeb構築は補助対象になる可能性があります。補助額が大きい分、事業計画書の審査も厳格です。
| 補助率 | 1/2〜2/3(中小企業区分・類型による) |
|---|---|
| 補助上限 | 最大1,000〜4,000万円(枠により異なる) |
| 対象 | 中小企業・小規模事業者 |
| 注意 | 単なるコーポレートサイト制作は対象外になることが多い。システムと一体の開発が前提 |
③ 補助金申請の基本的な流れ
補助金を活用してホームページを制作する場合、一般的には以下の流れで進めます。「先にホームページを発注・契約してしまう」と補助対象外になることがあるので注意が必要です。
- 補助金の情報収集・選定 ― 豊川市商工観光課・豊川商工会議所・制作会社に相談し、使える制度を確認する
- 申請書類の準備 ― 事業計画書、見積書、各種証明書を揃える(1〜2ヶ月かかることも)
- 申請・交付申請 ― 募集期間内に申請する(期間は短いので早めの準備が必須)
- 採択・交付決定通知を受ける ― 交付決定後に初めてホームページ制作の契約・発注が可能になる
- ホームページ制作・事業実施 ― 交付決定日〜定められた期限内に完了させる
- 実績報告・補助金受領 ― 完了後に実績報告書と証拠書類を提出し、補助金が振り込まれる
⚠️ 重要:補助金は「後払い」が基本です。一度全額を自己資金で支払い、事後に補助金が受け取れる仕組みです。資金繰りの計画も合わせて立てておきましょう。
④ 申請前に知っておきたい注意点
補助金・助成金の活用には、いくつかの落とし穴があります。以下のポイントを事前に確認しておきましょう。
必ず「交付決定後」に発注・契約すること
多くの補助金では、交付決定前に発注・契約した費用は補助対象外です。「先に制作会社と契約してから補助金を申請する」という流れにしてしまうと、全額自己負担になります。
市税等の滞納がないこと
豊川市の補助金は、市税・国民健康保険料等の滞納(分納中を含む)がある場合は申請できません。事前に確認しておきましょう。
補助金は必ず採択されるわけではない
特に国の補助金(IT導入補助金・持続化補助金・ものづくり補助金)は審査があり、不採択になるケースもあります。補助金ありきの予算計画はリスクが高いため、自己資金での対応も想定しておくことをおすすめします。
対象経費・対象外経費を事前に確認する
消費税、飲食費、景品代などは共通して補助対象外です。ドメイン取得費・サーバー費用・更新費用は制度によって扱いが異なります。見積書を作成する前に、制作会社と補助対象の範囲をしっかり確認しましょう。
申請期間・スケジュールを必ず確認する
補助金の募集期間は短く、気づいたときには締め切っているケースも少なくありません。豊川市商工観光課のホームページや商工会議所の案内を定期的にチェックする習慣をつけておきましょう。
⑤ まとめ
豊川市の中小企業がホームページ制作に活用できる補助金・助成金をまとめると以下のとおりです。
| 制度名 | 主体 | 補助上限 | ホームページへの活用 |
|---|---|---|---|
| 経営革新支援事業 | 豊川市 | 50万円 | ◎(委託費・広告費が対象) |
| 販路開拓支援事業 | 豊川市 | 10万円 | △(展示会費用が主対象) |
| 創業支援事業 | 豊川市 | 50〜100万円 | △(創業経費が対象) |
| IT導入補助金 | 国(経産省) | 最大450万円 | ◎(ITツール連携が前提) |
| 小規模事業者持続化補助金 | 国(経産省) | 50万円〜 | ○(広報費として計上可) |
| ものづくり補助金 | 国(経産省) | 最大数千万円 | △(大規模システム開発向け) |
補助金・助成金を活用してホームページを制作するには、早めの情報収集と計画的な申請準備が欠かせません。どの制度が自社に合うか迷ったときは、豊川市商工観光課や豊川商工会議所、または補助金申請に対応したホームページ制作会社にご相談ください。
当事務所でもホームページ制作と補助金活用のご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。
※ 本記事の情報は2025年2月時点のものです。補助金・助成金の内容・募集期間は変更される場合がありますので、必ず各窓口・公式サイトで最新情報をご確認ください。
豊川市 産業環境部 商工観光課:〒442-8601 愛知県豊川市諏訪1丁目1番地 ☎ 0533-95-0263